平成29年度学校給食用パン品質審査会
2017.11.10活動報告
平成29年11月10日(金)、本会会議室を会場に実施いたしました「学校給食用パン品質審査会」の模様をお伝えいたします。
県内14の学校給食用パン委託加工工場を対象に、県及び市町村の行政機関代表者、県内パン委託加工工場の代表者、栄養教諭、学識経験者、本会職員の11名で審査を実施いたしました。
審査の評価は、全体の品質は向上しており、点数のばらつきも小さくなってきていますが、県内同一品質の提供及びさらなる品質の向上のために引き続き指導が必要とのことでした。
審査会の審査終了後、鳥越製粉株式会社 開発研究部 池増課長代理さんから給食用のパンと市販のパンとの違いを説明していただきました。
普段我々が購入している食パンや菓子パンは、甘くて柔らかいものが多く、それを美味しいと感じて食べています。
それに比べ給食のパンは甘みが少なくやや硬く感じられます。しかし、それこそが子どもたちの健康に配慮されたものだそうです。
少し硬めのパンをよく噛んで食べることで、子どもたちのあごの発達を促すとともに、何度も噛みしめることで小麦本来のおいしさを味わえるのだそうです。
子どもたちが家庭で食べているパンと異なる成分でできた給食用のパンを美味しく食べてもらうには、当然それに相応しい副食を考えなくてはならないので、是非、栄養教諭の皆さんに工夫をしていただきたいとのことでした。
県学校給食会として、今後県の学校栄養士会と協力して、給食用のパンに相応しい献立を勉強する機会を設けたいと思います。